1989年公開で題名は知っていたけど見ていなかった作品でミニシアター系でヒットしていたらしい。amazonプライムの無料視聴期間が終了する前だったので急いで観たが、評判に違わずロードムービーなのか,コメディーなのかジャンルはよく判らないが最後まで楽しく見ることができた。
主人公をカリフォルニア旅行中のドイツ人夫婦で喧嘩別れした超肥満の高年の女性に設定し、その女性が居座るカフェの店長をこれまた喧嘩別れしたヤンキーな黒人女性というキャラクターも配役設定のうまさである。いかにもひと騒動起こりそうなことが見え見え、それでも最後はお互いを理解しあっていく。途中途中でさりげなく笑わせてくれるのも演出のうまさではないでしょうか。
1960年代に西部劇の悪役俳優として名を馳せたジャックパランスが出ていたのには驚いたが、このカフェに居座る男として妙にいい味を出していて、最後はいい所だけをかっさらっていったという印象です。
バグダッド・カフェ 完全版 [DVD]
フォーマット | 色, DTS Stereo, ドルビー |
コントリビュータ | マリアンネ・ゼーゲブレヒト, パーシー・アドロン |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 1 時間 48 分 |
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商品の説明
商品紹介
やさしい人々がまきおこす、ハートフルな物語、世界的大ヒットを記録した『バグダッド・カフェ』の完全版
【特典映像】
●予告編映像
Amazonより
文句なしに映画ファンをうならせる傑作。舞台はアメリカ西部、モハーベ砂漠にたたずむさびれたモーテル「バグダッド・カフェ」。そこは日々の生活に疲れきったモーテルの女主人や、日夜遊びに明け暮れる娘、売れない画家、ピアノの弾けないピアニストなど、うだつのあがらない人々が集う場所だった。そこへやってきたのがドイツ人のジャスミン。彼女の出現は、徐々に周りを変えていく…。
本作は砂漠のように枯れ果てた人々の心に、たっぷりの水で潤いを与えてくれる映画である。砂漠色の黄色を基調に描いた映像には夕暮れ時の物憂げさがあり、バックに流れる名曲「コーリング・ユー」はひたひたと静かな感動を呼び覚ます。この歌が軽快なリズムに変わっていくにつれ、ジャスミンの魔法は花開き、人々に笑顔が戻っていく。ジャスミン役のマリアンネ・ゼーゲブレヒトの印象が強烈だ。1987年、西ドイツ作品。(齋藤リエ)
レビュー
製作・監督・脚本: パーシー・アドロン 製作・脚本: エレオノーレ・アドロン 撮影: ベルント・ハインル 美術: ベルント・A.カプラー/ビナデット・デ・サント 編集: ディートリッヒ・V.ヴァッツドルフ 音楽: ボブ・テルソン 出演: マリアンネ・ゼーゲブレヒト/ジャック・パランス/CCH.パウンダー/クリスティーネ・カウフマン/モニカ・カローン/ダロン・フラッグ/ジョージ・アキラー/G.スモーキー・キャンベル/ハンス・シュタードルヴァー/アラン・S.クレイグ/アペサナクワット
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
登録情報
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 英語
- 梱包サイズ : 18.03 x 13.76 x 1.48 cm; 83 g
- EAN : 4523215005142
- 監督 : パーシー・アドロン
- メディア形式 : 色, DTS Stereo, ドルビー
- 時間 : 1 時間 48 分
- 発売日 : 2003/4/25
- 出演 : マリアンネ・ゼーゲブレヒト
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : 紀伊國屋書店
- ASIN : B00008BOFQ
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 7,214位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 561位外国のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
イメージ付きのレビュー
2 星
もはやバグダッドカフェではない。リマスターという名の改悪。
私がこの映画を初めて観たのは、1990年頃に発売されたVHS版レンタルビデオだったと記憶しています。この映画を見終わった瞬間から、私はこの映画の虜になっていました。当時としては斬新な映像技法を駆使しており、ほのぼのとしたストーリーとは別に、とても前衛的な映像美にどこか懐かしさを覚え、今日まで忘れられない映画となりました。その後、97年頃だったと思いますが、初めてのDVD版が発売され購入しました。当初、米国で制作された映像のアス比がどのようなものだったかは知りません。また、最初に観たVHS版のアス比も覚えていません。ただ、この時に買ったDVD版は4:3で収録されており、米国で制作されたものに17分の新たな映像を加えたヨーロッパ版と説明があります。以下、その初期DVD版との比較です。残念ながらデジタルリマスターディレクターズカット版では、画角を見直たことによる弊害が明確に見て取れます。もともと4:3の画角だったものを、16:9の画角にするために上下左右をトリミングしてしまいました。当然、旧DVD版には映っていたモノが映っていません。オリジナルを知っている人には、とても窮屈な映像に感じられるはずです。当然、登場人物のアップシーンなどでは、ことごとく頭頂部が見切れています。また、旧DVD版の砂漠のシーンなどでは、イエローやブルーのフィルターを多用して独特の色合いを表現していたのですが、リマスターによってその多くが何の変哲もない色に変えられてしまいました。他にも意図して用いていた独特の映像効果(冒頭シーンの明暗転など)を、なぜ否定するような編集をしたのでしょうか?さらに、トリミングによって落ちた解像度(当然、同じ大きさで見るには拡大しなければいけないので)を、デジタルノイズ乗りまくりのシャープニング効果によってギラギラした映像にしてしまい、バグダッドカフェのキモとも言える淡い映像美がほとんど失われてしまいました。極めつけは、もともと明暗差(コントラスト)が強かった映像でしたが、暗部の明度を不自然なほどに持ち上げてしまい、全体的にのっぺりとした奥行きのない映像になってしまいました。もはやあのバクダッドカフェではありません。もう一度、本来のアス比、色合いのままでノイズリダクションしたものを発売をしてもらいたいです。昔からのファンの方は、旧版のDVDを探してでも買っておいた方がいいと思います。また、旧版を見たことが無い方には、ぜひ観て頂きたいです。デジタルリマスターディレクターズカット版はまったく別の映画です。参考までに比較映像を載せておきます。左が旧版、右がデジタルリマスターディレクターズカット版です。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年1月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2023年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
有名な映画で、タイトルも曲も耳にしていたが、見る機会を逃していました。
プライム解除前に見つけて鑑賞。
砂漠の中で殺気立つ描写から、ジャスミンが浄化して少しずつ打ち解けてゆく流れ。
不思議と優しい気持ちや笑顔が染みわたり、癒やされる映画でした。
名曲Calling youは冒頭では夫を呼んでいると思ったのが、最後にはブレンダとジャスミンが呼び合っているように感じました。
初めは距離のある2人が、ミセス呼び→ミス呼び→呼びすてへと近づいていくのも素敵でした。
減点は最後にブレンダの夫は出てこなくてよかったような。
ディレクターズカット版のサービスなのかもしれませんが。
愛は与えるほどあふれる、欲しがるほど枯れる。
プライム解除前に見つけて鑑賞。
砂漠の中で殺気立つ描写から、ジャスミンが浄化して少しずつ打ち解けてゆく流れ。
不思議と優しい気持ちや笑顔が染みわたり、癒やされる映画でした。
名曲Calling youは冒頭では夫を呼んでいると思ったのが、最後にはブレンダとジャスミンが呼び合っているように感じました。
初めは距離のある2人が、ミセス呼び→ミス呼び→呼びすてへと近づいていくのも素敵でした。
減点は最後にブレンダの夫は出てこなくてよかったような。
ディレクターズカット版のサービスなのかもしれませんが。
愛は与えるほどあふれる、欲しがるほど枯れる。
2023年12月10日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
名作ですね。ハッピーエンドに寄せているものは名作になりやすい。
しかしハッピーエンドは流れを作るのに結構苦労します。
相当長いストーリーを描かないとハッピーエンドへの筋道が立てづらくなります。
対してこの映画は時間枠内にハッピーエンドへちゃんと導いています。脚本が上手ですね。
興行収益は5億円。製作費がその半額ですから成功した作品とは言えませんが後を引いた作品と考えれば製作者サイドは満足なのではないでしょうか?
未だに名作の一つとして数えられている点を考えると金字塔を打ち立てた作品と言って申し分ないと思います。
感情の流れは不安と退廃から始まって疑惑と打ち解け、幸福の絶頂からの失望、そして新たな希望という流れです。
大人なら楽しめる作品ですが多分子供だと退屈な作品でしょう。
しかしハッピーエンドは流れを作るのに結構苦労します。
相当長いストーリーを描かないとハッピーエンドへの筋道が立てづらくなります。
対してこの映画は時間枠内にハッピーエンドへちゃんと導いています。脚本が上手ですね。
興行収益は5億円。製作費がその半額ですから成功した作品とは言えませんが後を引いた作品と考えれば製作者サイドは満足なのではないでしょうか?
未だに名作の一つとして数えられている点を考えると金字塔を打ち立てた作品と言って申し分ないと思います。
感情の流れは不安と退廃から始まって疑惑と打ち解け、幸福の絶頂からの失望、そして新たな希望という流れです。
大人なら楽しめる作品ですが多分子供だと退屈な作品でしょう。
2023年12月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
うまく説明できませんが、ジャスミンはドイツの方でなきゃダメだよね、なんて思いました。
画面のなかに、人とモノが本当に絶妙に配置されるというか出入りするのが素晴らしい。サロモが弾くバッハの平均律は基本へたくそなんだけれど、ジャスミンが聴いてくれたC-Durのプレリュードだけは、ほんとうにステキな音楽になっていて、このあたりもこの映画の大好きなところです。
画面のなかに、人とモノが本当に絶妙に配置されるというか出入りするのが素晴らしい。サロモが弾くバッハの平均律は基本へたくそなんだけれど、ジャスミンが聴いてくれたC-Durのプレリュードだけは、ほんとうにステキな音楽になっていて、このあたりもこの映画の大好きなところです。
2023年12月24日に日本でレビュー済み
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登場人物どいつもこいつも碌なもんじゃなく、途中までは最高なコメディだと思って観ていました。しかし終盤になって、主人公が手品を始めた辺りから都合のよさと臭みが気になってきて、その後お茶の間向け優等生的ミュージカルのようになったときにはすっかりガッカリしてしまいました。
以下ネタバレ気味になりますが重要なので書きます。
ホノボノとしたイイ話ではあるんでしょう。外部からやってきた「異人」がコミュニティを活性化させるというテーマは悪くありません。しかし、優等生的臭みもさることながら、「底辺の有色人種たちに幸福をもたらす女神である白人」という設定にはちょっと嫌なものを感じてしまいました。穿った見方のし過ぎですかね。
以下ネタバレ気味になりますが重要なので書きます。
ホノボノとしたイイ話ではあるんでしょう。外部からやってきた「異人」がコミュニティを活性化させるというテーマは悪くありません。しかし、優等生的臭みもさることながら、「底辺の有色人種たちに幸福をもたらす女神である白人」という設定にはちょっと嫌なものを感じてしまいました。穿った見方のし過ぎですかね。
2023年12月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最後まで落としどころを探して観てたが
落としどころなど要らないんだなと思った。
落としどころなど要らないんだなと思った。
2023年12月30日に日本でレビュー済み
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序盤は説明も会話も少ないし、女主人が怒鳴ってばかりで辟易する。
中盤はシュールでクスッと笑えるポイントが散りばめられていて、コメディの演劇を見ているみたい。
終盤は音楽が鳴り響いていてミュージカルテイスト。ハッピーエンドで終わるのが良い。
中盤はシュールでクスッと笑えるポイントが散りばめられていて、コメディの演劇を見ているみたい。
終盤は音楽が鳴り響いていてミュージカルテイスト。ハッピーエンドで終わるのが良い。
2023年11月17日に日本でレビュー済み
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旅先で夫とケンカ別れしたドイツ人観光客、ジャスミンが主人公。
砂漠のような土地にポツンと建つのは、バクダッドと店名についたカフェ。
経営者家族はアフリカ系のブレンダたちで、ここはどこなんだろう・・?
最初はラスベガスを目指してるっぽかったけど・・
と思っていたら、ネイティヴアメリカンぽい保安官が登場して、やっぱりアメリカのどこかかぁ・・
とわかる。
「壊れたコーヒーメーカーが・・」と歌う「calling you」は、やっぱりこの映画のためにつくられた曲らしい。
静かに進行していくにもかかわらず、意外にも次から次へとドラマチックな展開、驚きが、この作品には詰まっている。
つまりスゴく面白い!映画だと思います。
ジャスミンがやってきてから、カフェの人々やカフェ自体もどんどん変っていく。
相手への接し方で、こんなにも世界は変化していくのだと実感させられる。
ひどく静かで殺風景でさびれた場所だったのに、なんて楽しくて賑やかなスポットに生まれ変わっていくのだろう・・ともう感動でいっぱいになる。
そしてラストには、思いがけない幸せが・・!これもドドンとくるのではなく静かに訪れる感じで、
だからこそでしょうか・・とても胸があつくなりました。
砂漠のような土地にポツンと建つのは、バクダッドと店名についたカフェ。
経営者家族はアフリカ系のブレンダたちで、ここはどこなんだろう・・?
最初はラスベガスを目指してるっぽかったけど・・
と思っていたら、ネイティヴアメリカンぽい保安官が登場して、やっぱりアメリカのどこかかぁ・・
とわかる。
「壊れたコーヒーメーカーが・・」と歌う「calling you」は、やっぱりこの映画のためにつくられた曲らしい。
静かに進行していくにもかかわらず、意外にも次から次へとドラマチックな展開、驚きが、この作品には詰まっている。
つまりスゴく面白い!映画だと思います。
ジャスミンがやってきてから、カフェの人々やカフェ自体もどんどん変っていく。
相手への接し方で、こんなにも世界は変化していくのだと実感させられる。
ひどく静かで殺風景でさびれた場所だったのに、なんて楽しくて賑やかなスポットに生まれ変わっていくのだろう・・ともう感動でいっぱいになる。
そしてラストには、思いがけない幸せが・・!これもドドンとくるのではなく静かに訪れる感じで、
だからこそでしょうか・・とても胸があつくなりました。